プレステ2で海外のDVDソフトが再生可能?
何かと話題の「プレイステーション2」
2000年3月4日の発売後、わずか3日間で72万台が売れたとか、この台数って、今までの過去3年間のDVDプレーヤーの出荷台数のおよそ2倍だそうな。
つまり、たった3日間で日本のDVD鑑賞環境が倍になってしまったってことですね。
しかもこの勢いって、衰えがないということだそうです。さて、この話題のプレステ。私も初期購入組の一人ですが、なんと「リージョナルコード問題」が発覚。
プレステ2で「リージョナルコード」が解除できるというのです。
さて、私の購入したプレステ2。 出来るでしょうか? さっそく、検証です。
ところで、「リージョナルコード」を知らない人のために簡単に説明。
ハリウッドの映画は、日本より、数ヶ月前に公開されます。
日本で、ロードショウ公開される頃には、アメリカではすでにビデオやDVDが発売されている....なんて事が多々あるわけです。
まだ、ビデオの頃は、映画会社も黙認していたのですが、さすがに高画質、高音質のDVDでは、黙っていません。
そこで、例えば、アメリカが1、日本が2というふうに、世界をいくつかのコードで分類し、コードの違うDVDは一切再生出来ないようにしてしまったのです。この機能は、ユーザーにとってマイナスはあるがプラスは全くないのです。
テストは、アメリカで購入した、「マトリックス」もちろんリージョナルコードは「コ−ド1」です。普通に再生しようとしたら写真のようにエラーになりました。
あたりまえですね.....プレステ2では、DVD再生機能のソフトゥエアを付属のメモリーカードの中にもっています。
DVDをトレイにセットすると、プレステ2は、それがゲームタイトルかDVDか確認し、DVDと判断すると、メモリーカードのDVD再生ソフトにアクセスします。(もちろん、メモリーカードがささってなかったり、その中に再生ソフトがないと、エラーになります。)
メモリーカードの中の再生ソフトは、DVDにリージョナルコードを読みに行きます。
このときに日本のプレステ2では「コード2」もしくは「コ−ドフリー」以外のコードだと、次のようにエラーメッセージを表示します。
そこで、DVDのリージョナルコードにアクセスする際に、ちょっとした割り込み機能を持たせればいいわけです。
結果は、ご覧の通り。 何の問題なく再生できました。再生機能も問題なし。 こんなに簡単にリージョナルフリーのDVDプレーヤーが手にはいるなんてラッキーですね。
さすがに、「コード1」のDVDには、日本語字幕はありませんが、ロードショウ公開前に話題の映画が手に入る。価格が安い、というメリットは大です。
ちなみに、テスト用のマトリックスの購入価格は、16ドル、1ドル104円として、1600円強! 日本だと4000円以上の価格ですから、お買い得度満点です。
しかし、ロードショウの劇場の値段といい、DVDやビデオの価格といい、日本ってどうしてこんなに値段が高いんでしょうか?ちなみに、この問題が発覚後、ソニーはすぐに対策。現在は、ソフトウエア、ハードウェアともに対策がしてあるとのことです。